Going Flatな暮らしをもっと自由で豊かにする人工乳房
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私がヌーブラで人工乳房の販売に携わり約1年が経ち、最近はコラム記事やInstagramの投稿にも力を入れています。
特にこのコラムは、少しでも読んでくださる方の役に立つものにしたいと思い、原稿を作る際には乳がんに関するサイトや様々な方のブログやSNSを調べるなど事前準備をしています。
そんな折、「Going Flat」という生き方のことを知る機会がありました。今回は、この「Going Flat」について、少しだけファッションや人工乳房にも関連付けながら紹介していきたいと思います。
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Going Flatとは?

Going Flat は、乳がん術後に乳房を再建せずに「ありのままのフラットな胸で生きていく」という考え方です。何もしないという消極的な選択ではなく、「ありのままの自分で生きていく」というポジティブな意思が込められています。
Going Flatは、約10年前にアメリカで注目されたムーブメントのひとつです。当時、アメリカでは「乳がんの手術は再建までが治療」という考えが主流でしたが、この運動がきっかけで「再建しないことも尊重される選択肢」であることを医療現場に浸透させる要因になったようです。
Going Flatは「自由な選択と表現」
Going Flatは一律の正解が無いものだと感じました。誰かに宣言する必要もありませんし、表現方法も自由のようです。自分のタイミングで、「ありのままの自分で生きていきたい」と納得した選択であることが大切です。
日本でも、乳がんになってからInstagramを始め、今の日常生活やお仕事、ファッションや趣味に取り組む姿を発信している方も多いですよね。再建されているかどうかにかかわらず、そういった方の投稿を見ると、乳がん経験者ではない私でも、乳がんに関連している製品に関わる者としてとても勇気づけられます。
ありのままを選ぶ経緯は様々
再建する道と再建しない道では、どちらの選択が優れているということはありません。そして、Going Flatに至る経緯も様々なようです。
私がお会いしたことのある、再建を選ばなかった方が、その理由についてこのようなことをおっしゃっていました。
「これ以上、自分の身体に負担をかけたくなかった」
再建にはもう一度手術が必要になりますし、胸にインプラントを入れることが身体に負担をかける可能性もあります。
この方によると、最初から再建しないとを決めていた訳ではなかったけれど、最終的には「ファッションや暮らしを、これまでと違う形で楽しむことにした」とのこと。様々な選択肢の中で心が揺れ動いたと思いますが、最後は自分で納得できる形を見つけられたようでした。
フラットなお胸でもっと快適に、もっと自分らしく

フラットなお胸で日常生活を送ることを決めていても、現実的な問題として不便さを感じることもあるそうです。
例えば、ファッション。
ファッションは、「自分らしさ」を表現する代表的なものですが、お胸の左右差が大きくなり、思い通りのシルエットにならないという問題に直面します。
これは、私たちのお客様からもよく聞く問題で、特に、「タイトな洋服を着れなくなった」「薄着が苦手になった」という方が多いです。
最近は、乳がん術後もすぐに仕事に復帰したり、アクティブに過ごす方が増えていますが、こうした方の中には、「自分はこのシルエットでいいけど、凹んだ胸のシルエットを見た人がどう思うか心配になって」と、周囲に対する配慮を考えた結果、本来楽しいはずの洋服選びが億劫になってしまう方も多いようです。
メーカーだからこそできる医療と違った視点のサポート
再建しない場合、日常のさまざまな場面で不便さと付き合わなければならないことがあると思います。特に人に気を遣いがちな方は、接する相手からの印象のことも考えてしまうのではないでしょうか。
このようなときこそ、私たちのようなメーカーが医療とは違った独自の視点と力でお役に立てます。
時々、胸があった方がいいと思う時に備えるのはあり?
例えば、このようなお悩みはありませんか?
- 左右のバランスが違うと好きだった洋服のシルエットが綺麗に見えない
- 子どもの結婚式。フォーマルな洋服を胸元を気にせず着こなしたい
- 友人と温泉旅行。傷あとを気にせず、リラックスして楽しみたい
- 左右のバランスが違い過ぎて水着が着れなくなった
これらは、実際にブレストケアヌーブラのお客様からいただいた意見です。私たちのようなメーカーがこれらのお悩みを解決するための選択肢を提供することで、お客様の日常がより豊かになる可能性が広がると考えています。
人工乳房という選択肢
普段は何も使わずに過ごしている方も、先ほどのお悩みのように、「特別な日」や「ちょっとだけ気になるとき」など、必要なときだけお胸のシルエットをなんとかしたいと思うこともあるかもしれません。
そういった場面での選択肢として、人工乳房の使用をご検討いただければと思います。常に使うことや素肌を誰かに見せることを想定しない場合、この3つが大切になるのではないでしょうか。
- 身体に負担をかけないこと
- 手軽であること
- 経済的な負担が少ないこと
この3つを備えているのが、ブレストケアヌーブラ・ウォータードロップです。
ブレストケアヌーブラ・ウォータードロップ
ブレストケアヌーブラの人工乳房は、身体に負担をかけず、まるでインナーのように手軽に使えるというメリットがあります。既製品なので、オーダーメイドのように乳房を精巧に再現することはできませんが、比較的試しやすいお手頃な価格になっています。
日常生活でずっと着けていても大丈夫な製品ですが、もちろん必要なときにだけ使ってもよいので、「普段はフラットでありたい」という方の意思を邪魔せず、不便さを軽減できる選択肢となり得ます。
「再建しない」という選択をした方の「Going Flatな暮らしを、もっと自由で豊かにするためのアイテム」として捉えていただけたらと思います。
商品名 | ブレストケアヌーブラ・ウォータードロップ |
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サイズ | サイズ3・サイズ5 |
価格 | サイズ3:14,960円(税込), サイズ5:16,940円(税込) |
関連記事:人工乳房は既製品でもいいの?乳がん術後のお胸の形や重さを整える選択肢
Going Flatの自己表現は一つではない

私は、Not Putting on a Shirtという海外のサイトを通してGoing Flatを知りました。
ここには、フラットな胸で生きる女性の写真が掲載されています。
Not Putting on a Shirt
フラットな胸をいかしたファッションや、術後の胸にタトゥーを入れたものなど、様々な自己表現の形がありました。特に、術後のアートタトゥーは、日本ではあまり見かけませんので、こういった自己表現もあるのだと驚きました。
「こうしなければならない」ではなく、「自分自身がどうしたいか」を尊重することが大切なのだと思います。
ご興味がおありの方は、見てみていただきたいです。
関連サイト(海外):Not Putting on a Shirt
医師視点のGoing Flatについて
この記事では、医療視点の説明には触れないようにしています。私は医師ではないので、再建の選択の材料となりえる情報を提供することはあまり適切ではないためです。
もし、医師視点のGoing Flatについてご興味がある方は兵庫県芦屋市にある、あいかブレストクリニックさんのサイトをご覧ください。
関連サイト(外部):乳がん手術後、「再建しない」という選択肢 〜Going Flatという生き方〜 あいかブレストクリニック
ブレストケアヌーブラによるサポート
ブレストケアヌーブラができるのは、製品を通して購入者様の毎日を豊かにするお手伝いです。
もし、人工乳房があれば、「おしゃれをもっと楽しめるかも」「●●に行けるかも」といった希望が感じられるようでしたら商品の詳しい案内を見てみてください。取り扱いの簡単さや価格だけでなく、本物のお胸のような感触などの魅力もたくさん詰まっています。
もし、商品の選び方や、使用方法などにご不安があれば、いつでもカスタマーセンターにご連絡くださいね。
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