乳がん経験者のための人工乳房・乳がんパッド
ブレストケアヌーブラ

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義乳と偽乳の違いから見た人工乳房の大切な役割とは

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義乳と偽乳の違いから見た人工乳房の大切な役割とは

「義乳」という言葉を聞いたことはありますか?

一般的には「人工乳房」のことを言いますが、「義乳=ぎにゅう」について調べると「偽乳」についての情報もたくさん出てくるので「義乳」と「偽乳」の違いについて誤った認識を持っている方がいるかもしれません。

そこで、今回の記事では「義乳」と「偽乳」の違いや、本来の意味である人工乳房について詳しく説明していきたいと思います。

ブレストケアヌーブラ 運営係 AKEMI

この記事を書いた人

ブレストケアヌーブラの販売を担当するアケミです。ブレストケアヌーブラのことはもちろん、乳がん手術を経験した方がポジティブになれる情報をお届けします。ピンクリボンアドバイザー認定者になりました。

「義乳」と「偽乳」の違いを正しく理解する

乳がん手術後のケアについて調べていると、「義乳」や「偽乳」といった言葉に出会うことがあります。

どちらも「ぎにゅう」と読むことができますが、この二つは全く異なる目的で使われる言葉なのです。

この違いを理解することは乳がんに向き合う方にとって非常に重要です。

義乳は医療的な補整具としての人工乳房

「義乳」とは、乳がんなどの病気で乳房を失った方が失われた身体の一部を補うために使用する医療的な補整具を指します。

日本では一般的に「人工乳房」と呼ばれることが多く、義手や義足と同じように、身体の欠損を補い、健やかな生活を取り戻す助けになることを目的としたものです。

外見を整えるだけでなく術後の身体のバランスを整え、QOLを保つための大切な役割を担っています。

偽乳は医療や美容整形の専門用語ではない

一方「偽乳」という言葉は、医療や美容整形の専門用語ではなく、主にネットスラングやエンタメ系美容メディア・個人ブログなどで使われる俗語です。

バストを大きく見せたい、谷間を作りたいといった豊胸目的で使用するシリコンインプラントやパッドを揶揄する意味で使われたりもします。

医療や美容整形の現場で用いられることはありません。

なぜ義乳と偽乳の違いを知ることが大切なのか

「偽乳」という言葉には、「偽物」「見せかけ」といったネガティブなニュアンスで使用されますが、乳がん術後の人工乳房(義乳)は「偽物」と表現するべきものではありません。

なぜなら、人工乳房は乳がんでお胸を切除した方の身体と心の健康を守るための必要不可欠なアイテムだからです。

私も母の術後の生活について調べていた時期に「偽乳」という言葉を目にして違和感を覚えた経験があります。特に、当時は再建か人工乳房かと悩んでいた時期でしたので、母がそのように言われることに対しても抵抗がありました。

だからこそ、この記事を読んでくださっているあなたには、正しい知識を持ってほしいと願っています。

乳がん術後に人工乳房が選ばれる理由

乳がんで乳房を全摘したあと、多くの方が「乳房再建」と「装着式の人工乳房」どちらを選択するかでで悩みます。

また、再建を望んでいたとしても様々な理由であきらめざるを得ない方や、主にオーダーメイドの人工乳房の価格に驚いて手が出せない方もたくさんいるのではないでしょうか。

そもそも、「人工乳房って本当に必要なのだろうか?」と検討を見直すこともあるはずです。

手術後の状態をそのまま受け入れありのままで過ごす選択ももちろん尊重すべきですが、喪失感を感じている方にとって人工乳房は単なる見た目のケアだけではなく、術後の身体と心の健康を守るという大切な役割を担っていることも事実です。

身体のバランスを整えられることのメリット

乳房を失うと見た目だけでなく身体全体のバランスに影響が出てきます。

カップサイズによって異なりますが、女性の乳房はCカップで片側約250g、Dカップなら約375gの重さがあると言われています。

もしこの重量が片方だけ無くなってしまうと身体は無意識のうちにバランスを取ろうとして姿勢が歪みやすくなってしまいます。

母の場合も手術後しばらくして肩こりや背中の痛みを訴えるようになりましたが、左右の重量差による歪みが原因の可能性が高いと医師に言われました。

このような身体の不調は放置すると慢性的な痛みや姿勢の歪みにつながることもありますので、人工乳房で重量バランスを整えられるのは意外と大きなメリットと言えるでしょう。

日常の不安を軽減してくれるサポートアイテムとして

もうひとつ、義乳が持つ大きな役割があります。それは、あなたの心に寄り添い「自分らしさ」を取り戻す手助けをしてくれるということです。

乳がん術後、鏡に映った自分の姿に戸惑いを感じることは決して珍しいことではありません。母も大きなショックを受けて何気ない日常の場面でネガティブに意識してしまう瞬間が増えました。

幸いにも、そんなタイミングで人工乳房を試す機会が突然訪れました。

人工乳房は、決して見栄を張るためのものではなく、自分らしく生きるための大切な相棒なのです。

好きな服を着て、行きたい場所へ出かけて、会いたい人に会うという当たり前の日常を取り戻すための選択肢となります。

人工乳房の種類と選び方

乳がん術後のアピアランスケアとして人工乳房を検討する際、「どのようなタイプがあるのだろう」「自分に合うものはどう選べばいいのだろう」と迷われる方が多いと思います。

そこで、人工乳房の種類とそれぞれの特徴についても復習しておきましょう。

乳がんパッドと人工乳房の違い

多くの方が術後最初に使用するのがブラジャーのポケットに入れて使う「乳がんパッド」です。

ウレタンや綿でできたパッドは手軽に使えて価格も抑えられますが、「体を動かすたびにパッドがズレてしまう」「軽すぎるので身体の左右バランス差を解消できない」といった悩みが付いてくる可能性もあるようです。

それに対して人工乳房は主に皮膚に貼り付けて使用します。

主にシリコン製で内側に粘着面があり、術後のお胸に貼り付けると身体と一体化してズレる心配がほとんどありません。

まるで自分のお胸のように自然な重さと揺れを感じることができ、日常生活での違和感が大幅に軽減されます。

オーダーメイドと既製品の人工乳房どちらを選ぶ?

人工乳房にはオーダーメイドと既製品があります。

オーダーメイドは3Dスキャンなどを使ってあなたの身体に合わせて精巧に作られ、乳輪や血管、肌の色まで細かく再現することができます。

裸になったときでも人工物だと気付かれにくいレベルの仕上がりですが費用は20万円から50万円程度と高額になります。

一方、既製品の人工乳房は5万円以内で手に入れられることが多いようです。

オーダーメイドほど細部まで本来のお胸を再現することはできませんが、日常生活で服を着て過ごす分には十分な機能を持っています。

関連記事:人工乳房は既製品でもいいの?乳がん術後のお胸の形や重さを整える選択肢

既製品の人工乳房でも十分に日常を取り戻せる

誰もが元の乳房に近い見た目や質感を取り戻したいと思っているはずです。

だからこそ「オーダーメイド以外は意味がないのでは?」と考えてしまうのではないでしょうか。

でも、使い方によっては既製品でも十分に活用できます。

お手持ちのパッドを重ねて微調整したり好きなブラジャーと組み合わせて使えばあらゆる場面で違和感なく過ごせます。

このとき大切なのは「何を実現したいか」を明確にすることです。

「温泉に行きたい」
「好きな服を着たい」
「スポーツを楽しみたい」

あなたが望む生活のイメージに合わせて選択肢を探していきましょう。

お住まいの自治体によっては、乳がん患者さんのためのアピアランスケア助成金制度もありますので、ぜひ確認してみてください。

関連記事:人工乳房の購入前にチェック!乳房補整具は助成金の補助が受けられる

人工乳房は自分らしい日常を取り戻すための選択肢

ここまでは、「義乳」と「偽乳」の違いや人工乳房の役割についてお話ししてきました。

最後に、私がショップ店員として多くの方におすすめしている「ブレストケアヌーブラ・ウォータードロップ」についてご紹介させてください。

ブレストケアヌーブラの特徴

この人工乳房は、医療用にも使われる高品質なシリコン100%で作られています。

皮膚パッチテストもクリアした安全性の高い粘着シリコンなので、乳がん手術後の敏感なお肌にも直接貼り付けて使用できます。

接着剤は不要で、洗えば粘着力が戻り繰り返し使えるのも嬉しいポイントです。

とても柔らかいシリコンがお胸の凹凸にしっかりフィットして貼り付くので、不快な浮きやズレの心配をしなくても良いのです。

しずく型のデザインなので脇側を大きく切除されている方も横向きに着けることで自然なバスト形状にできます。

手に持ったときは「少し重いかな?」と感じるかもしれませんが、お胸に貼り付けると不思議なほど自然な重さに感じられます。

手が届きやすい価格でまずは試してほしい

オーダーメイドの人工乳房は高額で手が出せないと諦めていた方にこそブレストケアヌーブラを試していただきたいのです。

価格は14,960円(税込)からで、初めて人工乳房を使う方も検討しやすい価格設定になっています。

水に強いので温泉やプールでも使用可能です(※水着着用やタオルを巻くなどして単体でのご使用はお控えください)し、お好きなブラジャーと合わせて自由なファッションを楽しめます。

関連記事:水着用パッドは卒業!乳がんでも好きな水着を着るための裏技
関連記事:乳がんでお胸を全摘しても温泉旅行を楽しもう!入浴時の工夫とリサーチのコツとは

実際に使って術後の生活が変わった方々の声

ブレストケアヌーブラに出会って乳がん術後の生活が変わったという方もいます。

「もっと早く買えば良かった」
「健側へのズレが気にならなくなり下着を選ぶ楽しみが戻りました」
「キャミソールが着られるようになった」
「左右の大きさが気にならなくなった」
「久しぶりにプールで泳げました」

このように、実際にご使用いただいた乳がん経験者の方々から喜びの声をたくさんいただいています。

乳がん術後の新しい生活をあなたらしく輝かせるために、ブレストケアヌーブラはあなたの毎日に寄り添い、心と身体を軽くするお手伝いをします。まずは一度、その着け心地を体感していただけたら嬉しいです。

商品の詳細やサイズの選び方については、こちらからご覧いただけます。

ブレストケアヌーブラ・ウォータードロップ3

商品名 ブレストケアヌーブラ・ウォータードロップ 3
サイズ サイズ3
価格 14,960円(税込)

ブレストケアヌーブラ・ウォータードロップ5

商品名 ブレストケアヌーブラ・ウォータードロップ 5
サイズ サイズ5
価格 16,940円(税込)

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