乳がん経験者のための人工乳房・乳がんパッド
ブレストケアヌーブラ

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40歳から始めるブレスト・アウェアネスについて

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40歳から始めるブレスト・アウェアネスについて

テレビで乳がんの特集を見るたび、思わず自分の胸に手を当てる。SNSで同世代の女性が乳がんを公表する投稿を見て、心がざわつく。私と同じ世代の方なら、きっとそんな瞬間があるのではないでしょうか。

私は、母が乳がんで左胸を全摘した経験もあり、ブレストケアヌーブラの運営をしながら、ピンクリボンアドバイザーとしても活動しています。

この記事を読んでくれているあなたが40代前後なら、あなたと私は似たような不安を共有しているかもしれません。

「私の胸もいつかこうなるのだろうか」という、漠然とした、でもリアルな不安です。

この記事で、乳がんに関して私たちが「今できること」を知り、「万が一の時の選択肢」を持つこと、それが私たちの明日をもっと前向きにしてくれるものであることについてお伝えしたいと思います。

ブレストケアヌーブラ 運営係 AKEMI

この記事を書いた人

ブレストケアヌーブラの販売を担当するアケミです。ブレストケアヌーブラのことはもちろん、乳がん手術を経験した方がポジティブになれる情報をお届けします。ピンクリボンアドバイザー認定者になりました。

いつからでも始められるブレスト・アウェアネス

ブレスト・アウェアネス(Breast Awareness)という言葉を聞いたことがありますか。

翻訳すると、Breastは乳房や胸、 Awarenessは意識となります。この2語を組み合わせることによって「胸を意識して日々を過ごす生活習慣」のことを表します。

私たち40代は、乳がんのリスクが徐々に高まってくる年代とも言われます。だからこそ、今からこのような習慣化が大切なのです。

自己触診より続けやすい

これまでに、「自己触診」を試したことがあるという方もいると思います。月に1回、決まった手順でしこりを探す、あの方法です。

実は、私も何度か挑戦したことがあるのですが、「これで合っているのかな」という不安がつきまとい、いつの間にかやらなくなってしまいました。

一方で、ブレスト・アウェアネスは、もっとシンプルです。

毎日の暮らしの中で、自分の胸を見て触れて、いつもと違う様子がないかをチェックするだけ。しこりを必死に探す必要はありません。適度な意識を持って自分の胸を見て、「今日も変わりないな」と確認できれば、それでいいのです。

この気軽さは、続けやすい要素ですよね。

完璧なやり方を覚える必要がないから、お風呂のついでに、着替えのついでに、自然と習慣化していきます。

関連記事:胸の左右非対称は乳がん?自己診断で乳がんとの違いを見分ける方法

忙しい私たちでもできる4つのステップ

ブレスト・アウェアネスに取り組む際は、次の4つのポイントを覚えておきましょう。

簡単なので、覚えやすいと思います。

1. 普段の自分の胸の状態を把握しておく

バスタイムやシャワー、着替えなど、日常のどこかで、自分の胸を眺めたり触れたりしてみてください。

鏡の前で腕を上げてみる、下ろしてみる、腰に手を当ててみる。いろんな角度から観察します。お風呂では、石鹸をつけて撫でるように洗うだけでも、十分に自分の状態を知ることができます。

40代前半なら、まだ月経がある方も多いでしょう。周期によって胸の張り方や柔らかさが変わることも、日々チェックしていると分かってきます。まずは「いつもの私」を知ることが、すべての始まりです。

2. 日々の中で、変化がないか気を配る

注意したいのは、硬いしこりのような感触、皮膚の凹みや引きつれ、乳首からの分泌物、乳首や乳輪のただれなどの有無です。胸の外側上部はがんができやすい部位なので特に意識してみてください。

普段の状態を把握していれば、ちょっとした違いにも気づきやすくなります。

ここで大切なのは、「探す」のではなく「気づく」ということ。リラックスした気持ちで、自分の体と向き合うように接してみましょう。

3. 違和感を覚えたら、すぐに専門医へ

もし何か気になることがあったら、「きっと大丈夫」と自己判断せず、乳腺外科のある医療機関を受診してください。次の検診まで待つ必要はありません。早めに相談することが、自分を守ることにつながります。

実は私の母も、お風呂でふと違和感を覚えたのが最初でした。「まさか」と思いつつも病院へ行ったことが、結果的に早期発見につながったのです。

4. 40歳を過ぎたら定期検診を欠かさずに

マンモグラフィを含む乳がん検診は、科学的に効果が証明されている大切な検査です。2年に1回、必ず受けるようにしましょう。

多くの自治体では2年に一度、住民に乳がん検診費用の助成をしています。

定期検診をしっかりと受けることは大前提で、ブレスト・アウェアネスの意識を併せ持っていると早期発見の可能性が高くなります。

乳がん検診だけでは足りないという現実もあります

「私はちゃんと検診を受けているから安心」と思っていませんか。

残念なことに、今の段階ではどんなに優れた検査にも限界があると言われています。

例えば、マンモグラフィ検査には「偽陰性」というケースがあります。これは、本当は乳がんが存在しているのに、検査では発見できず「問題なし」と判定されてしまうことです。

特に、乳腺の密度が高い「高濃度乳房」の場合は、マンモグラフィ画像で乳がんも乳腺も同じように白っぽく映ってしまうため、がんが乳腺に紛れて見えにくくなります。

その他にも、検診と検診の間に急激に進行する「中間期がん」の例もあります。

このようなこともあるので、「検診だけに頼らず、日常的に自分の胸を意識する習慣が重要である」というようなことを医師も言いますよね。

乳がん検診は2年に1回でも、ブレスト・アウェアネスは毎日できます。この組み合わせが、私たちの身体を守る最善策なのです。

もしものときも私たちらしく生きられる

母が乳がんの告知を受けたのは、私が30代後半の頃でした。

「これからどうなるんだろう」という不安と、「私もいつか」という恐怖。母のことを心配する気持ちと、自分の将来への不安が入り混じった複雑な感情でした。

でも今、母は元気に暮らしています。乳がんは、人生の終わりではないのです。

知識が不安を軽くしてくれる

「もしも」を想像するとしばらく不安感にかられます。

でも、私の場合は、母の経験を通して乳がんについての正しい知識を身につけ、さまざまな選択肢があるということを知っておくのが、いざというときの心の支えになることを学びました。

症状のこと、治療のこと、術後の生活のこと、日常を取り戻す工夫のこと。これらを理解しておくことで、万が一のときも自分に合った選択がしやすくなるかもしれません。

私たち40代は、まだまだこれからですよね。子育て中の方もいれば、仕事に励み、キャリアを築いている方もいると思います。趣味を楽しみたい、旅行に行きたい、おしゃれを楽しみたい。そんな「自分らしい日々」を、どんなときも諦めたくないですよね。

母が苦戦した下着問題

母が手術を受けたあと、最も困っていたのが下着選びでした。

乳がん専用のブラジャーや、ノンストレスのブラジャーに綿パッドなどを入れる方法が一般的ですが、動くとずれて不快だったようです。そして、左右のバランスが取りにくく、工夫して調整しても、洋服を着たときのシルエットがひと目でわかるぐらい不自然になってしまいがちでした。

「ありのままで生きる」そう決めるまでには時間がかかる方も居ますし、コンプレックスを抱える方もいらっしゃいます。元々はおしゃれ好きな母でしたが、術後は見た目のストレスから外出が減った時期がありました。そんな母を見ることは私にとっても辛いことでした。

関連記事:Going Flatな暮らしをもっと自由で豊かにする人工乳房

乳がん術後における新たな外見ケアの選択肢

そんな中、昨年、ニュース記事でヌーブラの人工乳房に出会いました。それがブレストケアヌーブラです。

100%医療用シリコンでできていて、約150gの自然な重さ。しずく型で体に密着するから、パッドのようにずれる心配がありません。

私も母も人工乳房について調べた経験があり存在自体は知っていましたが、オーダーメイドが多く、何十万円もしたので手が届きませんでした。しかし、この製品は比較的お手頃価格だったので、母も試してみたいと感じたようです。

そして何より、好きなブラジャーと合わせて使えるのです。

母もさっそくネットで試しに購入していました。そして、はじめて使用した日、「久しぶりに好きな服が着られる」と喜んでいたことが印象に残っています。今では、温泉や、プールにもチャレンジしたいと言っているぐらいです。

もちろん、完璧ではないかもしれませんが、母らしい日常を取り戻す手助けにはなっているのだと感じています。

私も、こういった母の経験を身近に見ていたことによって、ブレストケアヌーブラで働くこととは別に、特定の商品にこだわらず、母のような悩みを持つ方や、乳がんに関心を持っている同世代の女性に「こんな選択肢もあるよ」と伝えていきたいと考えるようになり、ピンクリボンアドバイザー認定試験の勉強を始めました。

関連記事:乳がん関連のおすすめ資格!ピンクリボンアドバイザー認定試験体験記

今日から試してみませんか?ブレスト・アウェアネス

ブレスト・アウェアネスは、いつからでも始められます。

この記事でも紹介したように、特別な準備も難しい知識も必要ありません。お風呂に入った時、「いつもと同じかな」と確認するだけ。それが、未来の自分を守る第一歩になります。

40代の今だからこそ習慣化する価値がある

私たち40代は、体の変化を感じ始める年代です。「肌のハリが変わってきた」「疲れが取れにくくなった」など、小さな変化に気づく感覚を、胸にも向けてみてください。

毎日続けるコツは、「完璧を求めない」こと。たまに忘れても大丈夫。気づいた時にまた始めればいいのです。「今日もいつも通り」と確認できたら、それだけで安心につながります。

もし何か気になることがあれば、「念のため診てもらおう」という軽い気持ちで医療機関を訪ねてください。問題なしという結果になることがほとんどです。

あわせて知っておいてほしい乳がん術後の選択肢のこと

私がこのショップで仕事をしてピンクリボンアドバイザーとしても活動している理由は、母を見て学んだことを、同じ世代の女性たちにも伝えたいからです。

ブレスト・アウェアネスという日々の習慣も大切ですが、万が一のときに、どんな選択肢があるのかを知っておくことも、同じくらい大切だということをこの記事でもお伝えしました。

もし、あなたの知り合いで乳がん術後の外見について悩んでいる方がいれば、手軽に試せる人工乳房があることを教えてあげてください。手の届きやすい価格で、自分らしい日常を取り戻せる製品があることを知っているだけで誰かの心を支える手助けができるかもしれません。

ブレストケアヌーブラについて、詳しく知りたくなったという方は一度、商品説明ページを見てみてくださいね。オンラインでのご相談も、いつでもお待ちしています。

ブレストケアヌーブラ・ウォータードロップ

商品名 ブレストケアヌーブラ・ウォータードロップ
サイズ サイズ3・サイズ5
価格 サイズ3:14,960円(税込), サイズ5:16,940円(税込)

あなたの毎日が、これからも健やかで前向きなものでありますように。不安を抱えながら生きるのではなく、できることを実践し、必要な知識を持って、私たちらしく輝く日々を送りましょう。

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